「ふりかえり」の記事
9 件
-
メールクライアントは作らなかった — Roundcube を選んだ4つの条件
Webメール連携で、IMAPクライアントは自作しなかった。PHP製・無料・自社製品での実績・AutoLoginがある、の4条件でRoundcubeを選んだ。開けたらAutoLoginはサンプルだったが、選定は正しかった。
-
仕上げは、レプリ設定で収まる — 一度きりの手順を、何度でも回せる一本にした
二台を組んだ「あと」の仕上げ ― 保管先を分ける、最初のバックアップ、預かり、監視を映す ― が、いくつものボタンと手作業に散らばっていた。それを一本にまとめた。肝は機能の多さではなく「何度でもやり直せる」ことのほうだった。今日はそこに二つ足した。複製が運んでくる大きすぎるメモリの取り分を直す「最適化」と、預かりの一日二回化。
-
バックアップは「取った」ではなく「戻せる」 — 監視の緑が隠していた三つの穴
監視画面が一列に緑を並べていても、それが答えているのは「取れた」だけで、「戻せる」ではない。対象に書いてあるのに一度も取れていなかった DB、「取った」と言い張る画面、静かに何もしなかった「完全初期化」。この夏の運用でまとめて踏んだ、取得と復元のあいだの三つの穴。
-
バージョン表記に β を付けた — ベータ版の決め手は、機能が揃ったことではなかった
8月21日、メールを「収受転送」で添付ごと収受文書にできるメール連携が完成した。併せて道具が揃い、残るのは現地でしかできない試験だけになった。だからログイン画面の版数に β が付いた。夜3時の67秒、52時間の誤警報、複製した機体で死んだメール、そして再試験でのログ増分0行。
-
同じ図書館、日記なし — AIと交わした、技術の出てこない会話
半日の作業が片付いたあと、AIとの雑談が思いがけず面白くなった。コマンドラインはなぜ最強なのか。毎回違う人格に出会えるのか。そして——AIには記憶がない。HAL も Data もサマンサもドラえもんも覚えているのに、こいつは明日には忘れている。ならば CLAUDE.md とは何なのか。出張先のホテルの夜に交わした会話を、ほぼそのまま載せる。
-
「かがみ書が反映されない」の取り違え — 一つの起案に、二つの宛先
「引用起案で保存してもかがみ書に反映されない」という問い合わせ。最初は意味が分からなかった。起案書とかがみ書は、宛先の違う別々の文書だった。その気づきと、判断を人に返す直し方の記録。
-
ひとり開発でも、GitHub — おいぼれになって、やっと腑に落ちた
リポジトリという言葉すら怪しく、commit・push・pull は呪文だった。バックアップのつもりで長年GitHubを使い、開発はいつも同じ一台。二台目を持ち歩きたくなって、ようやく同期の意味が腑に落ちた話。
-
現場の困ったを、笑顔に変える仕事 — 昔の話をしよう
手元に一枚の古い基板がある。三菱のメインフレームから機器更新のときにもらってきた記念の板だ。白いセラミックの塊を何十個も並べてやっと一つのCPUだった時代。COBOL、緑の画面、テープの掛け替え。道具は変わり果てても、やっていることは40年前と同じだと気づいた話。
-
「流行に乗り遅れるな」から始まった — AIを開発に迎えるまで
軽い気持ちで試したAIコーディングが、いつのまにか開発の相棒になっていた。導入のきっかけ、6月にClaude Codeへ乗り換えた経緯、そして何が変わり、何は変わらないのかを正直に記録する。