NGW開発BLOG
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·#032

このブログは、AIとの対話の記録である

NGW開発BLOG は、AI(Claude)との対話をもとに構築・執筆した。サイトの仕組みも、最初に並んだ記事群も、その協働の産物である。何をAIに任せ、何を人が担ったかを正直に記録しておく。

正直に書いておきたいこと

このブログ NGW開発BLOG は、AI(Anthropic の Claude)との対話をもとに構築・執筆した。サイトを生成する小さなビルドの仕組みも、開設と同時に並んだ記事群の多くも、その協働から生まれている。読んでくれる人に対して、これを隠すのは筋が通らないと思うので、最初に記しておく。

とはいえ「AIが勝手に書いた」のとは少し違う。土台になっているのは、私自身がAIに投げかけたプロンプトと、そのやり取りの記録だ。AIはそのやり取りを記事の形に整え、サイトとして組み上げた。私は方向を決め、事実を確かめ、外に出してよい範囲を線引きした。役割を分けて協働した、というのが実態に近い。

どう作ったか

きっかけは単純で、「NGW の技術的な背景やアイデアを、どこかに書き残したい」という思いだった。CMS を立てるほどではない。そこで AI と相談しながら、次のように進めた。

  • 仕組みを決める:CMS を使わず、単独のディレクトリで完結させる。記事は Markdown で書き、依存ゼロのビルドで静的な HTML に変換する。この方針自体を対話の中で固め、ビルドの実装も AI が書いた(詳細は別稿「このブログをCMSなしで作った理由」に譲る)。
  • 題材を選ぶ:ネタは、私が日々の開発で残してきた設計判断や不具合対応のメモから引いた。捏造ではなく、実際に起きたことが土台になっている。
  • 公開してよい線を引く:これは PR も兼ねた公開ブログなので、顧客や導入先、サーバの詳細といった固有情報は一切出さないと決めた。AI にはこの制約を厳守させ、設計の考え方だけを一般化して書くよう指示した。仕上がりは機械的にも点検した。
  • 一気に書き上げる:方針が固まったあと、複数の記事を並行して起こした。数十本の下書きが短時間で揃うのは、一人で書いていたら到底できないことだった。

何が変わり、何は変わらないか

いちばんの変化は、「書き残す」ことの敷居が劇的に下がったことだ。頭の中や断片的なメモに眠っていた設計判断が、読める文章として外に出せるようになった。ボトルネックが「文章を書く時間」から「何を書くべきかを決め、事実を確かめる判断」へ移った、と言ってもいい。

一方で、変わらないものもある。何が正しく、何を出してよいかを決めるのは人の仕事だ。技術的な事実の裏取り、顧客情報を漏らさない線引き、そして「この説明で本当に伝わるか」という最終判断は、AI に丸投げできない。むしろ、生成が速くなったぶん、その判断の重みが増したと感じている。

だからこのブログは、AI に書かせたものであると同時に、私が責任を持って世に出すものでもある。道具が変わっても、そこは動かない。

対話でブログが育つ — タグに意味を持たせた話

公開して終わり、ではなかった。対話は、その後も続いている。ひとつ、具体例を書いておく。

各記事の下に並ぶタグのバッジは、はじめはただの飾りだった。あるとき「このバッジに意味を持たせよう。クリックしたら、そのタグの記事だけを表示するように」と頼んだ。ここから、ちょっとした設計の会話が始まった。

面白かったのは、実装そのものより「これはデータベースの出番か?」という問いのほうだった。絞り込みと聞くと、つい “検索=DB” と考えたくなる。だが答えは「要らない」だった。どの記事がどのタグを持つかは、記事を書いてビルドした時点で確定する。動くのは閲覧時ではなく、ビルド時なのだ。だからビルドの段で、各記事のカードにタグ情報をあらかじめ焼き込んでおけば、あとはブラウザ側のわずかな処理で絞り込める。サーバもデータベースも要らない。

実際にそうした。ビルドはタグ別のページ(共有できるURL)まで生成し、一覧では入力に応じてその場で記事が絞り込まれる。全部、ただの静的ファイルのままだ。「データが実行時に変わらないのなら、DB は持たないほうが速く、壊れにくい」——この判断そのものが、対話から出てきたものだった。作りたいものを言葉にし、道具の是非を一緒に考え、いちばん軽い解に落とす。その過程が、そのまま設計になっている。

これから

AI をどう開発に取り入れ、何が変わったのか——その経緯そのものも、いずれ記事にして残していきたい。まずはこの一本を、協働の出発点の記録として置いておく。

このサイトの各ページの下部には、AI との対話から作られた旨を明記している。技術で楽をした話ではなく、道具を得て新しくできるようになったことの記録として、読んでもらえたら嬉しい。